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展覧会
最終企画展
こんな絵描きがいてもいい
永井潔傑作選
2026年10月3日〜2027年7月31日 毎週土曜日
2月は休館。年末年始は休館。
「理屈で描くな、感覚で描け」という師・硲伊之助の教えに深く共感しながらも、永井潔は生涯にわたって芸術論を追究せずにはいられませんでした。そんな自分について、彼は晩年、こう述べています。「理屈にこだわって作品の成長を台なしにした人も、一人位はいてもよかろう」(「九十歳記念展」パンフレットより)と。
自嘲めいた言い方ですが、そこには「芸術とは何か」を一途に問い続けた人生への、穏やかな肯定が感じられます。本展は、彼のそんな思いをタイトルに掲げ、流行に左右されることなく信じる道を歩んだ画家、永井潔の軌跡を見つめ直すものです。
人物であれ、風景であれ、今ある姿でそこに存在していることの「奇跡」を彼はキャンバスに捉え直そうとしました。「かけがえのない存在」への驚きと感動が彼のリアリズムを成熟させ、論考を深めさせたと言えるでしょう。一方、彼は物事を滑稽に読み解いて、よく笑い、笑わせる人でもありました。そんな彼のユーモアあふれる造形力は、1F “絵のあるカフェ”で同時開催される「笑って描いた挿絵展」でお楽しみいただけます。
画業60余年──永井潔が歩んだ道をこの最終企画展で見届けていただけたら幸いです。
※永井潔アトリエ館は、10年にわたる活動を通して、所蔵作品のほぼすべてをご紹介することができました。今回をもって当館での展示は終了いたします。ご支援をいただきました皆様に、心より御礼申し上げます。

▲杏色のシャツの自画像

▲表寺泊海岸

▲アスパラガスの缶詰工場













