​永井潔に寄せて

北野 輝

画家として、実践家として、理論家として、教育者として、また何よりも人間として、彼は時流におもねることなく真摯に時代に立ち向かい、休むことなく歩み続けたのである。

北野 輝

かけがえのない20代の時間を戦争でずたずたに切り刻まれたかに見えるこの時期こそ、氏自身の筆により『私の大学』(2001年)に活写されている、氏の基本的な人格の形成期となったようだ。

硲 伊之助

いつもは至つて温和な性格だが君は自分の信念を絶対に曲げない。言ひ出したら最後だ。絵かきになつてからも、君の理論や仕事は実に整然と筋が通つゐて立派だつた。

木下 義謙

永井君の絵はそうした立場から私の経験を通して考へても、彼の名の如く生命のナガイ即ち安定度の高い、月日の淘汰に永く耐える絵と私には信じられるのであります。

吉井 忠

永井さんは私を中国や、キューバ、メキシコ等につれて行ってくれた。永井さんは私達の前では目立った動きをする人ではなかったが、彼地の人との間にあってうまく事を運んでくれる人のようだった。

川尻 泰司

「50年問題」当時共に過ごした厳しい記憶は今日も残るが、下戸の私は彼と気楽に楽しい時を過ごしたことはほとんどない。それでいて時どき無性に話したくなる時がある。

滝平 二郎

ところで秀才には意外にも酒好きの人が多い、ということを知っているかね。永井さんもご多聞にもれずだ。あたしもずいぶん押しかけ相手をしたもんだ。ちっとも迷惑がらないもんだからつい、いい気になってね。

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